■ 地域コミュニティネット

第4期上菅田地区福祉保健計画(案)資料

「スマホを活用した地域の情報化と情報担い手づくり」について

 

 一人一人が周りや地域と関係性を保ちながら、安心して暮らせるための絆づくりのベースは会話や情報の共有を通して育まれる地域や仲間との相互理解や意思疎通です。

 しかし、コロナ禍で人と会う事や会合・会話が避けられ、疎の生活が進められている今、リモートでもコミュニケーションが取れる手段を持つことの重要性が増し、ICT(情報通信技術)の活用が時流となっています。

 上菅田地区社会福祉協議会もこの流れに呼応し、第4期地域福祉保健計画の策定を機会に、「スマホを活用したコミュニティの情報(ICT)化」をキーワードにして、地域活動のICT化に取組みます。地区全域を対象に2階層のスマホ・ネットワーク( グループネットワーク/コミュニティネットワーク)づくりを行い、地域情報活用力の向上を目指します。

第1層の構築] 期間:R3年〜R5年

 地域内で社会福祉協議会に関係し活動している(親睦会/…会など)サークル・サロンなどグループは大小、約60あります。これらの中に グループネットワーク(スマホ・グループSNS:LINEグループなど)を作る事を奨め、支援します。並行してスマホ教室・スマホ活用講習などを通して、グループ内の情報交流に実活用してもらいます。  そのグループ内で中心となって推進する人々(グループSNS推進者)に対し、ICT活用のノウハウ提供や支援を行い、情報担い手づくりの育成につなげていきます。

[第2層の構築] 期間:R4年〜R5年

 地域共通的な情報や横断的情報交流のため、グループ代表者やグループSNS推進者を組織化し、ICT推進者(各自治会の有志)も加えた大きな地域コミュニティネットワークを立上げます。 スマホ使いに慣れてくると、発展的に異なるグループやコミュニティを束ねる複数のコミュニティネットワークが形成されるものと思います。

[完成イメージ ]

 地域の情報伝達手段として既存の手段に加え「スマホを活用した地域ネットワーク」が加わる事により、「いつでも どこでも みんなと つながる」・「有用な情報が必要な時に皆に届く」ような、上菅田地区の生活基盤の一つに発展させたいと考えています。 また、一連のグループネットワークの実働を通して、地域内でスマホなど身近なICT機器を使う頻度やそのスキルの練度が高まり、情報活用力を有する人材が増えます。その結果、地域全体の情報化レベル(情報リテラシー)が向上し、地域内においてはコミュニケーションが密に・より円滑になり、満足度の高い福祉保健活動になることが期待できます。

 

記)担い手づくり・情報 推進部会長/ホームページ委員長 丹野 清武