第4期保土ケ谷ほっとなまちづくり(地域福祉保健計画)上菅田地区5カ年計画の一翼を担い、担い手情報分科会が発足してから3年経過し、この節目を機に、分科会活動の振り返りと今後2年の展開をまとめました。 活動のビジョンは、「スマホを活用したコミュニティの情報化」です。目標とする姿は、「高齢者もスマホを使えるようになり、地域の情報が簡単にスマホで受け取れる仕組みが整うこと」です。 具体的な推進項目は以下の3つです:①初級者向けのスマホ教室、②地域活動のためのLINE活用、③情報担い手の発掘と育成です。それぞれの項目について、振り返りと今後の展開を紹介します。
①スマホ教室(図1を参照)
「誰一人取り残さない、人に優しいスマホ教室」を目指し、気楽に参加できるように様々な工夫を行いました。 月に1回、年に8回以上の開講に努め、開催場所も1会場から3年目には4会場に拡大するなどして、多くの方々に受講頂きました。 昨年までの受講者は延べ394名で、スマホ学習に意欲のある再受講者の割合も年々増えています。 また、昨年からは情報ボランティアの応援を得て、スマホ教室とは別に、月に1回の個別相談会も実施しています。
[今後の展開]ソフトバンクの定番コースのスマホ教室以外にも、受講者の要望に合わせたカリキュラムを設定したスマホ教室や自治会運営の自前のスマホ教室を増やしていく予定です。
②LINEの活用推進(図2を参照)
LINE利用のために、自治会や団体の役員の皆さんに、地域情報伝達ネットワークの基礎となる多くのLINEグループを立ちあげて頂きました。現在では、自治会や団体の地域活動に利用しているLINEが、運用数43、参加者825人にまで成長し、役員の情報伝達にLINEグループを使うことが定着してきました。 昨年からは、住民に直接情報を伝えるためのLINE電子回覧板の構築にも力を入れています。
[今後の展開] 現在、3つの自治会(富士見ヶ丘・芙蓉ヶ丘・美笹台)で運用している電子回覧板(自治会会員向けLINE公式アカウント)を他の自治会に、運用ノウハウを含め、拡げていく予定です。2年後には、地域全体として情報ネットワークがグループ数50、参加利用者1000人規模に拡大し運用されることを目標にしています。
③情報担い手の発掘・育成
地域の情報人材の育成のために、分科会委員を中心にOB・ODを含め16名の情報人材ネットワークを形成できています。また、昨年はさらに2名の情報ボランティアが応募・登録されました。
[今後の展開]今年度から始まる区役所の『デジタル化推進事業(研修会)』などを活用し、情報人材の発掘とスキルアップの推進を行っていきます。
(ビジョン展開2年後の姿へ) 最終的な目標である「スマホを活用したコミュニティの情報化」に向けて、日常的には地域情報や電子回覧板としての機能を提供しながら、緊急時や災害時にはライフラインとして機能する情報ネットワークを築いていくことを考えています。 この目標に向かい担い手情報分科会は、これから2年間、皆様のご支援を得ながら、スマホ使いのスキル向上とより良い情報提供の仕組み構築の活動をしていきます。
◼️「愛と笑顔にあふれる上菅田福祉タウン」はスマホ教室の拡大へ!
山崎台民生委員児童委員 熊谷 容子
「ほっとなまちづくりフォーラム」 第40回の記念すべき大会に、上菅田の「担い手・情報分科会」 が事例発表で登壇しました。「見守り支えあい」「いきいき健康」の各分科会からの応援団 の頑張れコールを皮切りに、3年間先頭に立って上菅田の情報 基盤の確立に向けて走り続けてこられた丹野さんの発表。短時間の中でとても濃い内容と感動しました。3年間の成果は、スマホ教室の拡大・充実と若手の専門知識を持つメンバーの取り込みに成功している事でした。少しずつ前進しています。
高齢化の進む上菅田1万人の町ですが、西谷駅の利便性の向上で、今後は若い世帯の流入が期待されます。 そんな未来を見据えながら、従来の回覧板や掲示板と共存しながら、電子回覧板やライングループでの情報共有等、様々な情報ツールがすでに模索され、一部稼働し始めています。 一人の取りこぼしもなく情報を行き渡らせ、有事の助け合いに備えることは、3分科すべての活動の基盤です。私たちが心ひとつに目指す「愛と笑顔にあふれる上菅田福祉タウン」そしてこの活動が、ともに暮らす人たちだけでなく、社協の職員やケアプラザの担当の方々の、熱い支援に支えられていることも忘れてはならないと実感したフォーラムでした。
◼️「区社協からの感想
保土ヶ谷区社会福祉協議会 (大竹さん・高井さん)
絆づくりをするための方法が、スマホ教室であることがとてもよくわかり、発表中に会場から感心するお声も上がって素晴らしい取り組みをされていることも伝わった発表だったと思います。また、地区の皆さまがチームワーク良く応援されていたのも印象的でした。
とてもお忙しい時期だった中で準備を重ねて下さり、素敵 な発表をありがとうございました。
◼️行政からの声
保土ヶ谷区役所こども家庭支援課 高木 良子
とても素晴らしかったです。 随所に工夫が凝らされ、 わかりや すく、熱意が伝わってきました。時間が限られていて、お披露目できたのは、皆様の取組のほんの一部だけですが、引き続き、上菅田の力を結集して、充実した活動ができるよう応援しています。
◼️支援チームから
上菅田地域ケアプラザ 生活支援コーディネーター 貫洞 泰代
この度「ほっとなまちづくりフォーラム第40回保土ヶ谷区 社会福祉大会」にて、上菅田地区の発表サポートとして、登壇させていただきました。
地区の概要から3分科会が目指す姿、また今回の発表の要である「担い手・情報分科会」の活動の一部を、15分という限られた時間で最大限に伝えられるよう工夫された、とても素晴 らしい発表でした。
今回の発表では、現役世代の若い担い手が、ご自身の持っているスキルを活かし、分科会の 活動を通してまちづくりに参加できるよう環境 づくりをされている点についても説明されてい ます。 担い手不足という多くの地域が抱える地域課題の解決に向けた一つの打開策として、他地区の方々の参考になったのではないかと感じています。
地区からは地区社協の皆さんが応援に駆けつけてくださり、分科会の発表を見守り、盛り上げてくださいました。お忙しい中、本当にありがとうございました。 今回の発表を通して、「上菅田を自分たちの手でもっと暮らしやすい地域にしていきたい」という皆さんの熱い思いにふれることができ、とても 感動しました。
これからも、ケアプラザのコーディネーターとして、住民主体の多様な助け合い・支え合いの活動の創出やネットワー クづくりをサポートさせていただきたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
展示ブースでは 活動紹介パネル展示や2つの体験会、スマホ相談会を行いました。
今年の実施方針『情報の改革』に沿って、地域・自治会の情報化先進事例(電子掲示板)を知り・ホームページを体験できるコーナを設けました。さらに昨年好評だった、便利アプリのダウンロードやQRコード読取りをも体験してもらいました。 また今年のスマホ相談会は、相談員を情報ボランティアにお願いし、さらに新しい試みとしてスマホ相談者に無料コーヒー提供用電子クーポンを発行、28名の方が実際に体験利用しました。
アメニティー商品配布と抱き合わせ、展示の感想・アンケートを実施し、58名に回答頂きました。 シニアや高齢者の訪問は想定通り来て頂けましたが、子供や学生の訪問者も多く今年の展示会は大賑わいでした。
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