【担い手情報分科会 TOPICS】 3年間の活動の振り返りと今後2年間の展開について(広報誌17号掲載)

第4期保土ケ谷ほっとなまちづくり(地域福祉保健計画)上菅田地区5カ年計画の一翼を担い、担い手情報分科会が発足してから3年経過し、この節目を機に、分科会活動の振り返りと今後2年の展開をまとめました。 活動のビジョンは、「スマホを活用したコミュニティの情報化」です。目標とする姿は、「高齢者もスマホを使えるようになり、地域の情報が簡単にスマホで受け取れる仕組みが整うこと」です。 具体的な推進項目は以下の3つです:①初級者向けのスマホ教室、②地域活動のためのLINE活用、③情報担い手の発掘と育成です。それぞれの項目について、振り返りと今後の展開を紹介します。


①スマホ教室(図1を参照)

「誰一人取り残さない、人に優しいスマホ教室」を目指し、気楽に参加できるように様々な工夫を行いました。 月に1回、年に8回以上の開講に努め、開催場所も1会場から3年目には4会場に拡大するなどして、多くの方々に受講頂きました。  昨年までの受講者は延べ394名で、スマホ学習に意欲のある再受講者の割合も年々増えています。 また、昨年からは情報ボランティアの応援を得て、スマホ教室とは別に、月に1回の個別相談会も実施しています。

[今後の展開]ソフトバンクの定番コースのスマホ教室以外にも、受講者の要望に合わせたカリキュラムを設定したスマホ教室や自治会運営の自前のスマホ教室を増やしていく予定です。


②LINEの活用推進(図2を参照)

  LINE利用のために、自治会や団体の役員の皆さんに、地域情報伝達ネットワークの基礎となる多くのLINEグループを立ちあげて頂きました。現在では、自治会や団体の地域活動に利用しているLINEが、運用数43、参加者825人にまで成長し、役員の情報伝達にLINEグループを使うことが定着してきました。 昨年からは、住民に直接情報を伝えるためのLINE電子回覧板の構築にも力を入れています。

[今後の展開] 現在、3つの自治会(富士見ヶ丘・芙蓉ヶ丘・美笹台)で運用している電子回覧板(自治会会員向けLINE公式アカウント)を他の自治会に、運用ノウハウを含め、拡げていく予定です。2年後には、地域全体として情報ネットワークがグループ数50、参加利用者1000人規模に拡大し運用されることを目標にしています。


③情報担い手の発掘・育成

 地域の情報人材の育成のために、分科会委員を中心にOB・ODを含め16名の情報人材ネットワークを形成できています。また、昨年はさらに2名の情報ボランティアが応募・登録されました。

[今後の展開]今年度から始まる区役所の『デジタル化推進事業(研修会)』などを活用し、情報人材の発掘とスキルアップの推進を行っていきます。

(ビジョン展開2年後の姿へ)  最終的な目標である「スマホを活用したコミュニティの情報化」に向けて、日常的には地域情報や電子回覧板としての機能を提供しながら、緊急時や災害時にはライフラインとして機能する情報ネットワークを築いていくことを考えています。 この目標に向かい担い手情報分科会は、これから2年間、皆様のご支援を得ながら、スマホ使いのスキル向上とより良い情報提供の仕組み構築の活動をしていきます。